アルバイト面接で、それ聞きます?

みなさんアルバイトを経験したことはありますでしょうか。基本的に学生の方やフリーターの方など、アルバイトの経験が多い方もいらっしゃるのではないでしょうか。私は社会人ですが、学生時代にはカフェ、イタリアンレストランから放送局、ドラマのエキストラなど、様々なアルバイトを経験してきました。その中で多くの学びがありましたが、同時に「えっ?」となるようなことも多く経験してきました。その私が経験した「とんでも面接」について、お話ししたいと思います。

自分のお金は自分で稼ぐ

私が「とんでも質問」に出会ったのは、大学2年生のときでした。 その頃はフリーターの方の数も国内で増加し、だんだんと学生アルバイトが雇われにくい状況がありました。学生アルバイトはフリーターの方よりも勤務日数が限られ、その分だけバイト先からは「使いにくい」存在だと思われていた背景があったかと思います。当時は私も友人も、バイト先が決まるまで5連敗程度は当たり前の世界でした。 そんな中でも、お金を稼がなくてはなりません。普段の飲食費や飲み会などの交友費など、「自分の小遣いは自分で稼ぐ」が我が家のモットーであったからです。

めげずにアルバイトの面接を続ける中で、私はある一軒のビストロ(カジュアルフレンチ)のお店に応募しました。そのお店は私の地元にあり、良心的な値段で美味しい料理とお酒が楽しめることから、実はユーザーとして何度か利用させていただいたところでした。ある日、ふとお店の前を通りかかると「アルバイト募集」の張り紙。このようなチャンスはあまりなかったため、「お金稼げるし、立地はいいし、おいしいまかないを食べられるかも!」私の胸は高鳴りました。

イケメン高身長店長から出た、衝撃の質問!

そして、その日のうちに面接を希望する旨を電話で伝えました。後日、指定された時間にお店に伺うと、スラッと高身長の男性が現れました。どうやら、この人が店長。つまり私の面接官のようでした。私は少しだけ緊張しながらも面接に臨み、店長に履歴書を渡しました。その店長は私の履歴書をマジマジと眺めて一言、「○○くんさぁ、将来の夢はあるの?」と言い放ちました。 てっきり、勤務日数や経験など聞かれると思い込んでいた私は面食らい「へっ?」と情けない声を出すだけで精いっぱい。

そもそも、将来の夢とアルバイトに何の関係があるのでしょうか。もしかしたら、将来的に飲食をやりたいから勉強したい、という人を優遇するつもりだったのかもしれませんが、未だに把握することは叶いません。 私は自分の夢についてかいつまんで話しましたが、そのアルバイトの面接は当然のように落ちました。それでも、前へ進むしかない 衝撃の面接内容は、しばらく私の友人の間で話題となりました。私はアルバイトをする機会を失ったことと、その店のおいしいであろうまかないを頂くチャンスを失ったことで、かなりへこみました。さらに行ってしまえば、もうその店にユーザーとして伺うことも気が引けます。なぜなら、私の面接官である店長に遭遇するリスクはかなり大きいから。行きつけになりそうな店を失ったことで、まさに当時の私の心境は「泣きっ面に蜂」でした。

それでも、私は前に進むしかありません。働かざる者、食うべからずという言葉もありますが、当時の私にとってみれば、アルバイトができなければ遊ぶことも、まして昼食を摂ることもできなかったからです。私には前進以外の道は残されていませんでした。

そんな中でも、次に面接していただいたカフェでは見事に合格。「次はどのような質問をされるのだろう」と怯えていただけに、普通のアルバイトの面接ですぐに合格を言い渡された瞬間は嬉しかったような、複雑な気持ちになりました。 結果的に、そのカフェでであった友人とは今でも繋がっています。 みなさんもアルバイトで失敗や理不尽を感じる瞬間はあるかもしれません。しかし、めげずに前へ進むことで見えてくる道や、出会う人もいるはず。頑張りましょう。